タグ: TeX Live

  • TeX Live Manager – TeX環境の管理ツール

    昨年10月に TeX Live を使ってTeX環境を作り直しました。
    TeXのインストール

    以下、もう1台のPCにインストールした際のメモ書き。

    install-tl.batでインストールを実行。
    するとコマンドプロンプトのログにところどころ次のようなメッセージが出ています。

    TLDownload::get_file: response error:
      500 Server closed connection without sending any data back
    permanent server connection set up, but downloading did not succeed!Retrying with wget.
    

    そして約1時間ほどで2595個のパッケージのインストールが完了。
    では上記のエラーメッセージはその後どうなったのか。
    手作業でwgetとか再インストールが必要なのかと思い調べてみました。

    コマンドプロンプトから、

    CD C:\texlive\2012\bin\win32
    tlmgr update --all

    を実行すると次のようにすべて最新の状態で問題なさそうです。

    tlmgr: package repository http://(...省略...)
    tlmgr: saving backups to C:/texlive/2012/tlpkg/backups
    tlmgr: no updates available

    念のため他にツールはないかと探してみるとTex Live Manager(GUIツール)が見つかりました。

    C:\texlive\2012\bin\win32\tlmgr-gui.exe

    texlivemanager
    このツールでインストール済みパッケージやリポジトリのバージョンが一覧で確認できます。

  • TeXのインストール – TeX Live

    TeXのインストール – TeX Live

    以前に手元のWindowsPCでTeX環境を構築して以来、WinShellやTexmakerなどのエディタはいろいろ試していましたが、そもそものTeXのインストール方法自体が新しくなっているようで再構築してみました。

    参考にさせていただいたのは例によりまして奥村先生のTeX Wikiサイト。
    TeX Wiki

    TeX Live 2012を使ってインストールしてみました。
    まずはwikiページの説明にしたがってミラーサイトから install-tl.zip をダウンロード。
    展開すると install-tl.bat や install-tl-advanced.bat があります。

    これを実行しようとして最初の課題。
    手元のPC内で共通の環境としてインストールするために、このバッチファイルを管理者権限で実行したいのですが、これがなかなかうまく行かず。
    諦めかけていたところで、ふと、コマンドプロンプト自体を管理者権限で立ち上げれば良いのかと思い…

    ふむふむ。起動はこれで良さそうです。

    そしてインストールを実行するため、コマンドプロンプトにて install-tl.bat を展開したフォルダまで移動します。

    cd \Users\(user name)\Downloads\install-tl\install-tl-20121016

    最初は install-tl.bat をそのまま実行してみたのですが、wgetに結構時間がかかるようで一旦中止。
    install-tl-advanced.bat でリポジトリを指定して起動し直しました。

    install-tl-advanced.bat --repository http://ftp.naist.jp/pub/CTAN/systems/texlive/tlnet/

    すると次のインストール画面が開きます。

    ついでにインストール先を Dドライブ に変更してみました。

    ということでインストールを開始。
    進行中の画面です。

    約30分ほどでダウンロードが終わり、そこから続けて一連のインストール処理が行われます。
    インストールが完了するまでに約1時間かかりました。

    この TeX Live インストールによりTeXのコマンド群以外にいくつかのツールもインストールされます。

    それと環境変数(PATH)も自動で追加してくれます。

    ...(省略)...;D:\texlive\2012\bin\win32;

    ということで環境が整ったことを確認。
    TeXファイルをplatexでコンパイルしてDVIファイルが出力できました。
    以上です。