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  • TeXworksの設定

    TeXworksの設定

    さて、前の記事でTeXをインストールしなおしたところでTeXworksも使えるようになりましたので、latex文書がコンパイルできるように設定をしておきます。

    詳しくはTeX wikiの TeXworks/設定/Windows あたり。

    TeXのコマンド群がインストールされたフォルダ内にバッチファイルを追加します。
    フォルダ名(例):d:\texlive\2012\bin\win32
    ファイル名(例):pdfplatex1.bat
    メモ帳などのテキストエディタで次のように編集して保存します。

    @echo off
    platex -synctex=1 -kanji=utf8 -guess-input-enc -jobname="%~n1" %1 && ^
    dvipdfmx -f ptex-ipaex.map "%~n1"

    次に TeXworks を起動します。
    TeX Liveでインストールすると、スタートメニューの中に Tex Live 2012 という項目が追加されます。
    その中から TeXworks editor を起動します。
    そして編集メニューから「設定」を開きます。

    [タイプセット]タブを開いて[タイプセットの方法]の右側にある[+]ボタンをクリック。
    先ほど作成したpdfplatex1.batをセットします。

    設定ができたら実際にTeX文書を編集してみます。

    緑色の実行ボタンを押して、PDFが表示されればOKです。

    [追記:2013/01/16]
    jpg画像を組み込む際にxbbファイルが用意されていなくてエラーになる場合は、
    上記の設定ファイルに “-shell-escape” オプションを追加すると自動生成できるようです。

    @echo off
    platex -shell-escape -synctex=1 -kanji=utf8 -guess-input-enc -jobname="%~n1" %1 && ^
    dvipdfmx -f ptex-ipaex.map "%~n1"

    (参考)http://hwb.ecc.u-tokyo.ac.jp/current/applications/latex/graphicx/

  • TeXのインストール – TeX Live

    TeXのインストール – TeX Live

    以前に手元のWindowsPCでTeX環境を構築して以来、WinShellやTexmakerなどのエディタはいろいろ試していましたが、そもそものTeXのインストール方法自体が新しくなっているようで再構築してみました。

    参考にさせていただいたのは例によりまして奥村先生のTeX Wikiサイト。
    TeX Wiki

    TeX Live 2012を使ってインストールしてみました。
    まずはwikiページの説明にしたがってミラーサイトから install-tl.zip をダウンロード。
    展開すると install-tl.bat や install-tl-advanced.bat があります。

    これを実行しようとして最初の課題。
    手元のPC内で共通の環境としてインストールするために、このバッチファイルを管理者権限で実行したいのですが、これがなかなかうまく行かず。
    諦めかけていたところで、ふと、コマンドプロンプト自体を管理者権限で立ち上げれば良いのかと思い…

    ふむふむ。起動はこれで良さそうです。

    そしてインストールを実行するため、コマンドプロンプトにて install-tl.bat を展開したフォルダまで移動します。

    cd \Users\(user name)\Downloads\install-tl\install-tl-20121016

    最初は install-tl.bat をそのまま実行してみたのですが、wgetに結構時間がかかるようで一旦中止。
    install-tl-advanced.bat でリポジトリを指定して起動し直しました。

    install-tl-advanced.bat --repository http://ftp.naist.jp/pub/CTAN/systems/texlive/tlnet/

    すると次のインストール画面が開きます。

    ついでにインストール先を Dドライブ に変更してみました。

    ということでインストールを開始。
    進行中の画面です。

    約30分ほどでダウンロードが終わり、そこから続けて一連のインストール処理が行われます。
    インストールが完了するまでに約1時間かかりました。

    この TeX Live インストールによりTeXのコマンド群以外にいくつかのツールもインストールされます。

    それと環境変数(PATH)も自動で追加してくれます。

    ...(省略)...;D:\texlive\2012\bin\win32;

    ということで環境が整ったことを確認。
    TeXファイルをplatexでコンパイルしてDVIファイルが出力できました。
    以上です。

  • TeXで横線

    TeXの練習で、文章中に横線を引こうとして苦労している事例を見かけたので調べてみました。
    \hrule や \vrule というのもありますが、文章の途中で且つ中ほどの高さに線を引く場合は \rule を使うのがよさそうです。

    参考書「美文書作成入門」

    \rule[depth]{width}{height}
    \rule[1mm]{2cm}{0.3mm} あいうえお \rule[1mm]{2cm}{0.3mm}
    \rule[0.3zw]{3zw}{0.1zw} あいうえお \rule[0.3zw]{3zw}{0.1zw}
    ※zw:和文フォント1文字分の幅
  • Texmakerで日本語文書作成

    Texmakerのダウンロードはこちらから↓

    http://www.xm1math.net/texmaker/

    現時点でのバージョンは1.9.1(May 24 2009) となっています。

    sourceforge.jpにTexmakerの紹介記事がありました。↓

    http://sourceforge.jp/magazine/08/04/14/021214

    そして、日本語化キット。

    Texmakerの日本語化キット

    [2011.12.14]更新
    Texmaker 3.0日本語化キット

    Texmakerのエディタのエンコード方式はUTF-8がデフォルトになっています。

    そこで、pLaTeXコマンドのオプションをUTF-8にしておきます。

    例) “C:/usr/local/bin/platex.exe” “–kanji=utf8” %.tex

    【追記】[2012.06.09]

    • 日本語化キットが見当たらないのでリンクを外しました。
    • 設定(Options)について – Texmaker3.3.4
      [Options]->[Configure Texmaker]を開いて
      Commands と Quick Build の設定を変更します。
      詳しくは以下…
    • [Options]->[Configure Texmaker]->[Commands]
      変更したのは LaTeX と Dvipdfm の2ヶ所です。
      ※利用方法に合わせて適宜変更してください。
    • [Options]->[Configure Texmaker]->[Quick Build]
      LaTeX + Dvipdfm + View PDF を選択します。
      ※利用方法に合わせて適宜変更してください。